土地の境界とは?筆界と所有権界の違い

筆界と所有権界を表した模式図。登記上の区画と、所有権の範囲は一致しない場合があります。
筆界と所有権界を表した模式図。登記上の区画と、所有権の範囲は一致しない場合があります。

土地の「境界」には、登記上の区画を示す筆界と、所有権の範囲を示す所有権界があります。両者は一致することもありますが、同じとは限りません。

筆界は当事者の合意だけでは動きません

筆界は、その土地が登記されたときに区画の境とされた点と、それを結ぶ線です。隣同士が合意して塀を移しただけでは、登記上の筆界が移るわけではありません。

所有権界は権利の範囲を表します

土地の一部の売買や取得時効などで、筆界と所有権の範囲が一致しない場合があります。所有権の争いと、筆界の位置を調べることは分けて考える必要があります。

塀や杭だけで判断しない

現地の構造物は手掛かりになりますが、設置の経緯や移動の有無を確認しなければ結論は出せません。地積測量図・境界確認書などの資料と、現地の状況を照合します。

相続や売却、建替えを予定している場合には、どの範囲を確認する必要があるかを早めに整理しましょう。話し合いで筆界の確認が進まないときは、法務局の筆界特定制度を検討する場合もあります。

この記事の監修:代表 土地家屋調査士 齋藤 大輔(さいとう土地家屋調査士事務所)
登録番号 第763号(京都土地家屋調査士会 所属)・筆界調査委員
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代表 土地家屋調査士 齋藤 大輔
代表 土地家屋調査士齋藤 大輔

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